AGAとアルコールって関係があるの?

皆さんも髪の毛にアルコールは良くないと一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?なんとなく、悪そうな気がするけど、理由はわからないという人が多いかと思います。ここでは、まずAGAとアルコールは本当に関係しているのか、もし関係しているのであれば、どのぐらいの量を摂取すると悪影響があるのかを調べました。そしてその結果をもとにAGAの人はどのようにお酒と付き合ったら良いのかを見てみましょう。

アルコールは髪にとって良くないのか

まず、日本ではどのくらい飲酒している人がいるのか調べてしました。20歳以上の全体での飲酒頻度はほとんど飲まないが12.3%、週に1から5回が56.4%、毎日が31.3%という結果でした。では次にAGAで悩んでいる人の飲酒の頻度はどうなっているのでしょうか。AGAで悩んでおり、実際にクリニックに行った人を対象に行ったアンケートの結果を見てみましょう。男性は、ほとんど飲まない64.3%、週に1から5回が23.6%、毎日が12.1%で、女性はほとんど飲まないが82.7%、週に1から5回が9.6%、毎日が7.7%でした。この結果から見ると、男性の飲酒が習慣化している人は35.7%で、女性ですと17.3%です。

これを日本全体の数値と比べてみると、習慣化している率は87.7%ですので、AGAの人がかなり飲酒を控えていることがわかります。これはなぜなのでしょうか?やはりアルコールは髪にとって良くないのでしょうか?その答えはAGA治療の現場にありました。専門医の方の話を聞くと、アルコールは髪の毛に影響をもたらすそうです。なので、AGA治療に来た患者さんには飲酒についてのアドバイスを行うとのことです。特にAGAに悩んでいる人は飲酒することでもっと症状が進んでしまったり、治療薬を飲んでも効果が低くなってしまう可能性があるそうです。しかし、上記の結果を見てわかるようにAGAの人でも飲酒の習慣化をやめていない人もいます。

特に男性は付き合いなどもあり、完全にお酒を断つのは難しいですよね。それに、飲酒が好きな人がAGAのためにアルコール摂取をやめても逆にストレスが溜まって、髪の毛が抜けてしまったら元も子もないですよね。アルコール摂取が全て髪に悪影響になるわけではないようなので、迷ったら医師に相談してみましょう。

なぜアルコールが髪の成長を阻害するのか

アルコールが髪の成長を阻害する理由は髪の毛の生成にかかわる栄養分の不足とDHTの増加です。それぞれの仕組みについて詳しく見ていきましょう。まず栄養不足になるのは2つ原因があります。1つ目がアルコールの分解です。アルコールを摂取すると肝臓で分解されますが、その時にシステインとメチオニンというアミノ酸の一種がエネルギーとして使われます。このシステインとメチオニンは髪の毛を構成するタンパク質を形成するアミノ酸なので、アルコール分解に使われてしまうと髪の毛を作る成分が減ってしまいます。

次に栄養分の吸収力低下です。アルコールを摂取すると胃や腸の栄養を吸収する細胞が弱ってしまいます。さらに肝臓がアルコールを分解することに追われ、本来の役割である栄養分を加工して処理し体内へ送り出す機能が低下します。吸収できる栄養が少ない上、それを体内に取り入れることができなくなってしますのです。そうなることで、髪の毛や頭皮に影響を与える、ビタミン類や葉酸、亜鉛、カルシウムなどが足りなくなってしまうのです。次にDHTが増加してしまうメカニズムを見ていきます。アルコールを分解する際にアセトアルデヒドという名前の有害な物質が発生します。通常であればアセトアルデヒドも肝臓で分解され無害な酢酸になりますが、アルコールの摂取量が多く肝臓での分解が間に合わないと、分解されず体内にそのまま残ってしまう場合があります。

このアセトアルデヒドが血液に入り体内を巡って、男性ホルモンの一部であるテストステロンをDHTに変え、DHTを増産してしまうのです。上記の理由でアルコールは髪に必要な栄養分を減らすことで髪の成長ペースを遅くし、DHTを作りだすことでヘアサイクルを乱し、結果的にAGAの原因を作り出すことがわかりました。

飲み過ぎなければ、アルコールは飲んでも大丈夫!

アルコールが髪の毛に及ばす影響を知ってしまうと、これからアルコールを摂取するのをためらってしまいますよね。でも酒は百薬の長というくらいなので、適量であれば、身体にも髪にも良いのではないでしょうか?ここからはアルコール摂取による利点を見ていきましょう。まずアルコールにはリラックス効果があるのでストレスの軽減につながります。ストレスは血行不良やホルモンバランスの乱れを引き起こしますので、それが改善することで頭皮にも良い影響があります。

またアルコールを摂取すると血管を拡張して血流を促します。頭皮の血行が良くなれば眠っていた毛根に発毛を促すきっかけになります。では適量とはどのくらいなのでしょうか。アルコールの量は1日に20から40グラム程度が好ましいと言われています。これはビール(5%)なら500mlで、中ビン一本ぐらい、日本酒(15%)なら180mlで1合くらい、焼酎(25%)では110mlで0.6合、ワイン(14%)で180mlボトル4分の1、ウィスキー(40%)で60mlダブル1杯、缶チューハイ(5%)520ml1.5本が目安です。自身でアルコール量を算出したい場合の計算方法は純アルコール量=酒の量×アルコール度数×0.794÷100です。すぐに顔が赤くなったり、酔いが早い人などはアルコールの分解能力が低い可能性があります。

また65歳の高齢の方も分解能力が低下しているので、適性の量よりも少なめを目安にしましょう。また、いくら適量でも毎日飲むのは、やはり良くないようです。週に2日は休肝日を設けましょう。髪の毛に良くないと思いこみ無理やり飲酒を我慢するのではなく、お酒とうまく付き合っていくことが大切ですね。

まとめ

過度の飲酒は髪の毛の栄養不足とDHTの増産で、AGAを悪化させてしまうことがわかりました。しかし、適度な量であれば、血行促進など改善につながる可能性があります。大切なのは自分に合った量を心掛けることのようです。やみくもに飲酒を我慢するのではなく、飲酒が髪の毛や頭皮に与える影響を知り、医師とも相談しながらストレスのない程度に自己管理していきましょう。

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