AGA治療薬が育毛を促進する仕組み

基本的なAGAの治療は薬による治療です。近年AGAについて、そのメカニズムが解明され、効果のある成分が確認されています。それらの成分を薬として使用し、髪の発毛、育毛を促進しているのですが、具体的な効果や仕組みはどういったものなのでしょうか?自分の体のことであるため、その薬の成分がどのようなもので、何故そういった効果が得られるのかなど詳しく知っておきましょう。

治療薬によって仕組みは違うのか

使用が認められている基礎的な治療薬は二種類あり、一つはフェナステリドというもので、これはAGAの原因である男性ホルモンに対して効果を発揮するものです。男性ホルモンの生成を抑制することで、薄毛や抜け毛を防止する仕組みとなっています。男性ホルモンに対して効果を発揮するため、女性の脱毛症、FAGAに対しては効き目はないことが特徴です。また、妊娠や授乳期間中の女性に服用してしまうと、胎児に何らかの影響を与える可能性があると言われているので注意が必要です。もう一つの治療薬はミノキシジルです。これは髪の毛の発毛、育毛を促進させる効果のあるもので、元々は血液を拡張し、血圧を下げる効果があり、高血圧に対して使用されていた薬でもありました。高血圧の人がこの薬を使用すると髪が増える事例が多く確認されたため、研究が進みAGA治療にも使用されるようになりました。男性ホルモンに作用するフェナステリドに対し、血液を拡張して血行を良くする効果のため、男女共に使用できるのが特徴です。ミノキシジルは生え際よりも頭頂部に高い効果があるとされています。これは、頭頂部の方が元々血流が良いためであり、そのため比較的血流の悪い生え際よりも大きな効果を発揮するということなのです。フェナステリドは継続して服用することで高い効果を得られるのが特徴で、3年服用すると半数以上の人が症状を改善したと言われています。男性の脱毛症には高い効果を発揮するフェナステリドですが、服用を止めると脱毛症が再び進行してしまうことが確認されています。このように、治療薬によって作用する箇所や仕組みは大きく違い、その効果の出方も異なるので、使用する際にはしっかり理解しておくことが大切です。

治療薬は併用して飲んでも大丈夫?

作用する場所、効果など異なる二種類の薬ですが、互いに一長一短あり、補うためには併用で薬を使用するのが望ましいとされています。フェナステリドはAGAの原因である男性ホルモンに作用し、抑制することに長けていますが、あくまで脱毛に対して予防する効果であり、発毛や育毛を促進する効果は薄いのが難点。ミノキシジルは、発毛や育毛効果はあるものの、原因となる男性ホルモンに直接作用するものではないため、予防する効力は弱いのです。この2つを併用することで、足りない部分を補い、より高い効果を得ることができるのです。

また、女性はフェナステリドによる効き目はありませんが、その他のサプリメントなどで足りない部分を少し補うことが可能です。脱毛予防や発毛に直接的に作用しなくても、発毛に必要な土台を作るのも症状改善にはとても重要なことなのです。ただ、治療薬やサプリメントは併用しても良いですが、薬を処方されている時に、風邪など他の病気の薬を併用するのは少しリスクがあります。そういった際は一旦治療薬を止め、風邪が治ることを優先する必要があります。薬にも副作用が多少なりともあるため、その副作用による症状か病気による症状なのか判断ができなくなるという状況は、基本的に避けるようにするのが望ましいです。

また、これらのAGAの薬は、元々血圧を下げたり、ホルモンを抑制するものであるため、これらと効果が被る薬は干渉してしまい体に負担をかけることになるので併用しないようにしましょう。併用しても良いと言われている治療薬やサプリメントでも独自の判断で併用せず、まずは医師に相談することを心掛けましょう。自身の体のことであるため、明確な確認はとても重要です。

治療薬で効果的な飲み方とは

より良い効果を得たい場合、薬の併用も大切ですが、その飲み方も重要になってきます。飲み方が違うと効果の出方も異なるとされているため、より効果的な飲み方を知っておくと改善も早くなるでしょう。フェナステリドを服用する場合でより効果を得るためには、1日に1錠の服用で、出来る限りきっちり24時間後に飲むのが良いとされています。朝から夜の間、どのタイミングで飲んでも良いので、自身の好きな時間を決めておきましょう。毎日決まった時間に1錠飲むようにすると、体の中の薬の成分濃度が常に一定になるため、効果が持続できるようになります。1錠の量は0.2mgと1mgの二種類あり、基本的に0.2mgを1日に1回服用します。フェナステリドは効果が高い分、1mgが服用の限界とされ、それ以上の量の服用は禁止されています。ミノキシジルも同じようにきっちり時間を決め、24時間ごとに2.5と5mgのどちらか1錠を飲むのが良いとされています。ミノキシジルは半分の量でも十分効果を発揮するのも特徴なので、半分に錠剤を分けて朝と晩に飲んでも良いそうです。ただ、ミノキシジルは錠剤を割っても良いですが、フェナステリドは効果の高さからそういったことが禁止されています。男性ではなく、妊婦には割る際に飛び散るような少しの成分も、皮膚に付着するだけでお腹の中の胎児に影響を及ぼすことがあり、とても危険であるのです。そのため絶対に行わないように医師からも必ず説明があるので、真剣に話を聞くようにしましょう。より良い効果を得られるように、1日に1回忘れず飲むことが大切ですが、薬は体の様々な場所に作用するものです。しっかり医師に相談することが大切です。

まとめ

治療を行う二種類の薬はそれぞれ作用する場所が違い、併用して足りない部分を補いながら使うとより効果を得られるのです。しかし薬であるため、併用する際や服用する間隔、摂取する量は医師にしっかり相談するようにしましょう。効果の高い成分は体に少なからず影響を及ぼします。治療薬の仕組みを明確に理解し、使用することでAGAの症状改善の近道ともなるのです。

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