AGAは予防できる?

一度衰えてしまった毛根や毛髪たちを再生させるには、自力だけでは到底無理なお話なのです。再生のためには専門家の手を借りることになるのですが、この場合、時間も費用も掛かってしまいますし、何より薄毛になってしまった心のダメージは相当なものでしょう。将来そうならないために、今のうちから予防できるよう意識しておくことが大切です。なぜAGAになってしまうのか、具体的な予防法はあるのか、それぞれ説明していきたいと思います。

AGAが発症してしまう原因は?

まずはAGAになってしまう原因について、もう一度確認しておきましょう。一番の原因と言われているのが男性ホルモンです。ホルモンは人間の体内に数十種類と存在していますが、男性ホルモンの中で代表的なテストステロンが影響します。テストステロンが5aリダクターゼという還元酵素と結びつくことで、ジヒドロテストステロンという悪玉ホルモンに変換されてしまいます。この悪玉ホルモンが毛乳頭にあるアンドロゲンレセプターという受容体と結びつくことで毛髪の成長を抑制し、しまいには毛根ごと抜け落ちてしまう、という結果になります。

テストステロン自体は誰にでもあるホルモンなので悪影響はありませんが、それが悪玉に変換してしまうところがポイントです。なぜ悪玉ホルモンに変わってしまうのか、それは年齢を重ねれば誰でもなるというわけではなく、生活習慣やストレスの影響が大きいと言われています。普段から脂っぽいものやスナック菓子などを好んだり、ストレス解消のためにと毎晩深酒をしたりタバコを吸い過ぎたり、なのにその割に運動は全くしていない、なんて方は要注意です。

特にタバコは体全体の血流を悪くしたり、悪玉ホルモンを増やす原因とも言われているので、AGAへの影響は大きいと言えます。また、十分な睡眠が取れていなかったり、就寝時間や起床時間がバラバラで不規則な生活をしている方なども注意が必要です。乱れた食生活、生活環境、質の悪い睡眠はホルモンバランスを崩す大きな原因になります。ホルモンバランスに限らず、そのような生活を長年続けていれば毛髪だけではなく、身体の至るところに支障が出てくるはずです。そうならないために、次は具体的な予防策を紹介していきましょう。

AGAの効果的な予防法はあるのか

まずは食生活から見直しましょう。食べ物には様々な栄養素が含まれており、これをバランス良く摂取するのが理想的です。どんな食べ物でも偏りすぎはいけません。そして、毛根や毛髪を元気にする栄養素も多く存在します。たんぱく質、亜鉛、イソフラボンなどは積極的に摂りたい栄養素です。たんぱく質はお肉や魚、卵や乳製品などに多く含まれており、髪の毛を構成する上で欠かせない栄養素と言われています。そして、亜鉛とイソフラボンは悪玉ホルモンを抑制する効果のある栄養素です。

亜鉛が多く含まれている食材は牡蠣、うなぎ、チーズやレバーなどが挙げられます。イソフラボンという名前は聞いたことがある方も多いでしょうが大豆製品に多く含まれています。これらを野菜と一緒にバランス良く摂ることが大切です。そして毛髪を元気にするもう一つの方法として、血行促進が挙げられます。日頃、運動不足で汗をかかないとか、十分な睡眠を取っていないとか、飲酒や喫煙を好む方は、少しずつ改善していく必要があります。なぜならこれらは、全て血流を悪くする行為だからです。血流が悪いということは代謝も悪くなり次第に肥満や糖尿病などの予備軍になる可能性も大きいのです。

たまにウォーキングしてみる、飲みに行かずに早めに寝てみる、喫煙の習慣を見直してみるなど、出来ることから始めてみてください。そのほか正しいシャンプーや頭皮マッサージも予防に繋がります。毛穴に皮脂や汚れがAGAの原因になることもあります。水で十分に流し、泡立てたシャンプーで指の腹部分を使って丁寧に洗います。シャンプー液が残らないよう十分にすすぐことも大切です。このように常に頭皮を清潔に保ち、マッサージで血行を良くしてあげましょう。

AGAになりやすい人の特徴は?

毛髪に良い食材を中心にバランスの良い食生活を心掛ける、適度な運動と良質な睡眠を心掛ける、タバコなどの嗜好品は程々にする、頭皮や毛髪は常に清潔さを保つ、以上が日常生活の中でできるAGAへの予防策です。他にも育毛剤入りのヘアトニックを使って頭皮マッサージをしたり、専門医に相談してみるなどの方法もあります。ここではAGAになりやすい人の特徴などを紹介したいと思います。

やはり食生活や生活環境が乱れているにも関わらず、改善しようとしない人には将来AGAという結果が待っているのではないでしょうか。できることなら好きなものだけを食べ続けていたいし、運動はつらいのでやりたくない、ストレスを解消する方法がお酒とタバコしかない、という方の気持ちも分かります。普段は仕事などでストレスを抱えながら頑張っている分、プライベートは好きなことだけをしていたいと思うのは当然のことです。しかしながら、いま楽をしている分、残念なことにそのツケは将来に回ってきてしまうということを忘れてはいけません。

また、遺伝的な要素も原因となるAGAなので、最初から諦めている方もいるかもしれません。確かに遺伝が原因となると、食生活や生活習慣を改善しても絶対に薄毛にならない、とは言い切れません。遺伝要素の中に悪玉ホルモンや毛乳頭受容体の形成が含まれているため、他の人に比べると薄毛になる可能性は高いでしょう。しかし、だからと言ってすぐ諦めて何もしないのは薄毛の進行を早めることになります。遺伝だからと言って諦めずに、自分でできる予防策を続けた方が、発症や進行を遅らせることができるかもしれません。AGAになりやすい人の特徴、それは自分に甘い人なのではないでしょうか。

まとめ

AGAに対する予防策は、思うよりも意外なほどたくさんあるのです。しかも、どれも難しいものではなく、日常生活で気を付けることができるものばかりです。さらに専門のクリニックが増えているなど、症状について相談する場も増えたのは有難いことです。AGAを予防することは、ひいては全体の健康にも繋がります。発症しても諦めずに、また発症しなくても毎日の生活の中で少しずつでも予防策を取り入れて健康を目指していきましょう。

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