AGAと喫煙の関連性

遺伝が主な原因とされるAGAですが、外部の影響でさらに悪化させることもあり、日々の生活習慣で毛髪の行く末が左右されてしまいます。特に日常的にたばこを吸っている人はAGAの発症に注意しなくてはいけません。頭皮は体の一部であり、体への悪影響は髪にも直接反映されることになります。たばこが与える脱毛、薄毛の影響をしっかり理解しておきましょう。

なぜ喫煙するとAGAが悪化するのか

たばこに含まれているニコチンは、血管を収縮させる作用があり、血管が細くなれば体の隅々まで栄養素が届かなくなります。頭皮の下には毛細血管が張り巡っており、その毛細血管から栄養を吸収することで髪は伸びていきます。しかし、ニコチンによって血管が狭まり血流が悪くなると円滑に栄養が運ばれなくなります。加えて、たばこは肝臓にも悪影響を及ぼします。肝臓は栄養素を体に浸透しやすいように作り変え、有害な物質を解毒する役割を担っています。その肝臓がたばこに含まれるニコチンやタールを解毒すると負担が掛かり、さらにたばこに含まれるアセトアルデヒドは肝臓に対し脅威となる物質です。

これらの有害物質を解毒することを優先するため肝臓の本来の栄養素を送り出す機能が正常に行われなくなります。十分な栄養成分を摂取していたとしても、肝臓の機能が正常でなければ髪まで栄養が到達できなくなります。もう一つ、たばこを吸っていると起こることは、男性ホルモンの増加です。アメリカのハーバード大学の調査で、たばこを吸うと10パーセントから30パーセントの男性ホルモンが分泌されると判明しました。AGAは男性ホルモンの中のテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変化することで引き起こされます。男性ホルモンの増加は直接的な原因を増加させることになり、AGAの進行を加速させることになります。加えてたばこを吸い続けると起こる現象は頭皮の乾燥です。

たばこは体内に煙を吸いこむもの。その煙で体の水分が奪われ、肌の乾燥を招きます。頭皮も肌であるため、次第に乾燥していきます。頭皮の環境を整えることも脱毛や薄毛を予防するためには必要不可欠なことです。

AGAだけじゃない、たばこは様々な悪影響をもたらす

頭皮や髪だけでなく、たばこは体の様々な機能に悪影響を及ぼすものです。たばこの煙は4千種類もの化学物質が含まれており、その中でニコチンやタールは代表的な有害物質であります。ニコチンの成分は血管収縮を起こし血流低下を招き、最悪の場合は血が固まり脳卒中や心筋梗塞、動脈硬化を引き起こします。血管が収縮されているので高血圧にもなりやすく、血管の老化を早めてしまいます。煙を吸い込むため、肺にも大きな悪影響を及ぼし、肺炎や肺がんといった病気にかかるリスクを高めます。

煙は肺だけに留まらず、通り道の口や喉、食道にも悪影響を及ぼし、がんや喘息を招きます。ニコチン依存症などによるストレスは次第にうつ病をも招く事態となります。このようにAGAの症状以上に、体に大きな負担をたばこは与えることになります。命の危機にまで発展する重大な病気がほとんどであり、喫煙を続けることはそのリスクを年々高めることであると念頭に置いておきましょう。AGA自体は命を脅かす病気ではありません。しかし、その発生原因がこういった様々な病気によって体が悲鳴を上げた結果起こっている可能性も大いにあり、抜け毛が多くなったり、薄くなったと少しでも思ったら禁煙を考えるべきだと思います。また、たばこの煙は周囲の人の健康も阻害します。たばこを吸っていないにも関わらず、たばこを吸っているのと同等の症状を発症してしまう場合もあり、周囲への配慮も近年では大きく問題になっています。

自身は吸っていなくても、このように周りの影響で日常的に煙を吸うことで、知らないうちにAGAやその他の病気を引き起こしているかもしれません。健康な生活を送っていると思っている方も今一度、自分の体に異常がないかしっかり確かめましょう。

たばこを控えるためには何をすべきか

たばこが体に大きな悪影響を与えることは昔より言われていたことですが、一度始めてしまった喫煙を簡単にやめることはできません。たばこに含まれているニコチンには習慣性があるため、一度吸って禁煙をしようと思っても、吸わない期間があるとストレスとなって、また喫煙を繰り返してしまいます。対策としては吸いたくなった場合、別のものを口にすることが良いとされています。

氷や飴を口に含むことや、ガムを噛むなどを行うことが効果的です。しかし塩分や糖分が高いものを摂取しすぎると、別の病気を引き起こす可能性もあるため、口にするのは塩分や糖分の控えめなものを選びましょう。電子たばこの数も増え、利用する人も多くなってきました。こういった便利な禁煙グッズを利用して、禁煙に挑むのも一つの手です。しかし、いきなり禁煙を始めるとニコチンが切れ、脳に大きなストレスを感じてしまいます。そのストレスはAGAの原因にも繋がってしまうこともあります。いきなりやめるのではなく、徐々に本数を減らしていったり、医師に相談しながら長い期間を掛けてやめられるように努力しましょう。そもそもたばこを吸わない、禁煙をすることは大事ですが、AGAは喫煙だけが原因ではありません。

喫煙は原因を悪化させる大きな要因の一つですが、そもそもAGAの主な原因は遺伝により男性ホルモンが変化することで引き起こされます。その他の原因は生活習慣の乱れによるストレス、栄養不足や頭皮のケア不足が問題となって引き起こされます。たばこをやめたからといって急速にAGAの症状が治まるわけではなく、原因は常に複合的に存在します。医師に相談し、その原因の究明を行うことも重要になってくるのです。

まとめ

たばこはAGA以外にも体に悪影響を及ぼすものです。体の一部である髪には体と同じように栄養を巡らせる必要があり、たばこはそれを阻害してしまいます。一度始めてしまうと中々やめられないため、禁煙を行うには長い時間を掛けて徐々にやめていく必要があります。AGAの改善を行っていく場合、体の健康と髪の健康は同じと考え、普段の生活にも注意を払うことが大切です。

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