亜鉛の育毛効果について解説!

最近髪の毛が薄くなってきた、抜毛が多くなったと悩んでいる方におすすめの栄養素があります。どんな成分を含んでいて、髪の毛にどのような働きかけをするのか、どのような食べ物に多く含まれているのか、様々な観点から検証してみたいと思います。

亜鉛とは?

まずは亜鉛について詳しく紹介しましょう。

良質な髪の毛を生成するためには不可欠な栄養素だと言われていますが、それだけではありません。人間の身体を正常に保つために、様々な働きをしてくれている栄養素なのです。亜鉛は動物性の食べ物などに多く含まれており、体内の様々な酵素を正常に働かせてくれる必須ミネラルです。その働きは多種多様で、まず味覚や嗅覚の正常化、唾液の分泌、糖尿病の予防、生殖器の発育、コラーゲンの生成、傷口の治癒力促進、視力の維持、免疫力の強化、精神の安定などが挙げられます。他にもホルモンの生成や分泌量の調整に関わっていたり、DNAの複製にも欠かせない貴重な栄養素です。

これだけ多くの役割を持っている栄養素なので、不足した途端に体内に異常が生じることは目に見えています。健康な身体を維持するために必要不可欠な栄養素でありながらも、忙しい現代社会人には最も不足している栄養素であるとも言われています。不足して起こる症状としては、成長全体の障害、生殖器機能がうまく働くなくなるため精子生成の障害、不妊症、皮膚乾燥、食欲不振、下痢や嘔吐などの消化器系の障害、脱毛、情緒不安定、免疫力の低下による疾患、味覚障害、貧血などが挙げられます。

成人した人の体内には2グラム程度の亜鉛が含まれていますが、他は食べ物などから積極的に摂取する必要があります。現代人は食事内容が簡素化されている傾向にあり、ついつい楽なインスタント食品やでき合いのもので済ませてしまいがちです。むかしに比べれば最近はバランスの取れた加工食品やサプリメント等も増えていますが、やはり栄養のバランスは偏りがちになってしまいます。正しい方法でバランス良く摂取していくことが大切です。

人間の身体には欠かせない亜鉛ですが、そうなると当然髪の毛にも深い関わりを持っていそうです。はたしてどんな役割を持っているのか、なぜ髪にとっても必要なのか、次の説明で詳しく紹介していきます。

髪の成長にはタンパク質と亜鉛が必要!

髪の毛の生成に大きく関与している栄養素はタンパク質です。細かく説明しますと「ケラチンタンパク質」という栄養素が髪の毛を生成しています。髪の毛の約99%はケラチンタンパク質を主成分として成り立っています。ケラチンタンパク質は食事から摂取できる栄養素ではないので体内で生成するしか方法はありません。数十種類以上のアミノ酸が集まってできています。そんな栄養素と亜鉛がどんな関係があるのでしょうか。
ケラチンタンパク質が出来あがる過程を説明しましょう。まずは肉や魚などに含まれる通常のタンパク質を食事から摂取します。体内に取り入れられたタンパク質はアミノ酸へと分解されます。その分解されたアミノ酸が合成されてケラチンタンパク質へと変化するのです。必要なのは、分解されたアミノ酸がうまくケラチンタンパク質へと合成してくれることです。その大切な合成に欠かせない栄養素が亜鉛というわけなのです。
タンパク質だけをいくら摂取しても、合成に欠かせない亜鉛が不足していては髪の毛には何の変化もありません。それどころかケラチンタンパク質が不足してしまい、髪がパサついたり抜毛が増えたりという症状も起きかねません。薄毛の原因はケラチンタンパク質の不足が原因しているということは明らかです。
タンパク質が多く含まれる食材には、肉類や魚介類、卵や大豆製品、乳製品などが挙げられます。そして亜鉛が多く含まれている食材は牡蠣、ホヤ、カニなどの魚介類、豚や牛などのレバー、ココアや抹茶などが代表的なものです。それらをバランスよく摂取することで健康な髪の毛は維持されます。また、維持されるだけではなく髪の毛の成長、いわゆる育毛にも効果が大きいことが分かっています。新陳代謝の促進にも関与している栄養素なので、毛根が生きていれば一度抜け落ちた髪の毛でも次に生えてくる髪の毛はコシのある健康的な髪の毛でしょう。
しかし、どんな栄養素にも言えることですが摂りすぎは良くありません。健康や身体作りもしくは育毛のためにと過剰に摂取してしまうと、肝機能に障害が出たり、頭痛や吐き気、めまい、貧血などの症状が出る場合があり、結果としてさらに薄毛になってしまうことも可能性としてはあるのです。どのくらいが適量なのかを次で説明したいと思います。

亜鉛の吸収は一緒に食べるもので変わるので注意!

まず、成人男性であれば約12mg、成人女性であれば約9mgが一日に摂取する亜鉛の適量だと言われています。牡蠣にするとだいたい5個から6個くらい、レバーなら200グラム、牛肩肉なら250グラムくらいが一日に摂取していい量の目安です。それ以上摂り続けることは過剰摂取となり、先程のような不健康な症状が身体に現れることになるでしょう。くれぐれも摂りすぎには注意が必要です。

さらに、それらの食材と一緒に摂取することで体内での吸収が高くなる食材があります。先程の説明しましたが、ケラチンタンパク質は体内でうまく合成されるしか方法はないので、そのためには正しく合成される食材をそれぞれ摂取していくしかないのです。まずは栄養素から紹介します。吸収を高めてくれるのはビタミンCとクエン酸です。この二つの栄養素が含まれているものを一緒に摂取すれうば、さらに効果が期待できます。

ではどんな食材に含まれているのでしょうか。代表的なもので言うと、イチゴ、レモン、グレーブフルーツ、ライムなどのフルール類が挙げられます。フルーツであれば食後のデザートとして摂取しやすいのではないでしょうか。

ビタミンCやクエン酸は亜鉛の吸収を助けるだけでなく、独自が持つ役割もたくさんあります。まずビタミンCには抗酸化作用があります。人の身体は毎日何かしらの理由で酸化が進みます。呼吸をするだけでも酸化が進むと言われているくらいです。酸化は老化への第一歩でもあります。その酸化を抑えてくれるのがビタミンCです。また、コラーゲンを生成する機能もありますので、肌のハリやツヤを保ってくれたり、ストレス緩和の役割を持つなどの頼もしい味方です。それに対してクエン酸も負けてはいません。代表的な作用としては疲労回復が挙げられます。また、熱中症予防や食中毒予防の栄養素としても有名です。ビタミンC同様に美容と健康にも大きく貢献している栄養素です。

このように、単独で摂取しても十分な効果がありますし、是非一緒に摂取することをおすすめします。サプリなどからも摂取することができますので、忙しい方でも手軽に摂り入れることができます。

まとめ

健康な髪を維持し、育てるにはケラチンタンパク質を意識すること、そのためにはタンパク質と亜鉛、ビタミンCとクエン酸を上手に摂り入れていくことが大切だということをお分かりいただけたと思います。ご自身のこれまでの食生活を振り返り、バランスが取れていないようであれば今日から意識して変えていくようにしましょう。身体の外側だけではなく、内側からも変えていく努力が必要です。

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